ランサムウェアを絵で理解する。 大事なデータに勝手に鍵をかけ、お金を要求する攻撃です。6枚の絵で、しくみと備えを見ていきましょう。 1。データに鍵をかけて、お金を要求します。 いつもの顧客名簿や請求書が、ある日、開けなくなります。ランサムウェアは、データを暗号化し、元に戻すためのお金を要求する不正プログラムです。暗号化とは、中身を読めない形に変えること。書類を人質にとるようなものです。 2。盗んだデータでも、脅してきます。 鍵をかけるだけではありません。データを盗み、お金を払わなければ公開すると脅す手口もあります。控えのデータで仕事を再開できても、盗まれた情報が公開される心配は残ります。 3。社外から入る通路が、狙われます。 会社には、外から社内につなぐブイピーエヌや、遠くのパソコンを操作するリモートデスクトップという入口があります。警察庁の2026年上半期の調査では、感染経路が分かった36件のうち、合わせて27件がこの入口からでした。これは、被害全体の割合ではありません。 4。小さな会社も、被害に遭っています。 2026年上半期に警察へ報告された被害123件のうち、中小企業は79件でした。うちは小さいから大丈夫とは言えません。ただし、この件数から、会社の規模ごとの被害の受けやすさまでは分かりません。 5。入口を守り、控えは離して保管します。 機器やソフトを更新し、パスワード以外でも本人を確認する、多要素認証を使います。大切なデータの控えは、ネットワークから切り離して保管します。控えがあっても、戻せなければ困ります。実際に戻せるか、確認しておきましょう。 6。異変を感じたら、つながりを切って相談します。 ランケーブルを抜く、無線をオフにするなどして、ネットワークから切り離します。調査に必要な情報が消える場合があるため、電源は落とさないでください。会社の対応担当者や警察へ相談しましょう。お金を払っても、元に戻る保証はありません。 この解説は、警察庁の一次資料を確認して作成しました。確認日は2026年10月19日です。数値の対象期間や分母、出典の詳しい場所は、記事末尾から確認できます。