ランサムウェアを絵でざっくり理解する
ランサムウェアは、会社や個人のデータに勝手に鍵をかけ、「開けてほしければお金を払え」と迫るプログラムです。6枚の絵で説明します。
許可を得て複製した参考記事を、音声・共有用に再構成しています。本文の数値と出典確認日は元記事(2026年10月12日)の記載を保持しています。最新の統計への更新ではありません。
この解説の目次
データに鍵をかけて、身代金を要求します
「ランサム」は英語で身代金のことです。データを暗号化(中身を読めない形に変えること)し、元に戻す鍵と引き換えにお金を要求します。データを人質にとる誘拐だと考えると分かりやすいです。
最近は「盗んで、さらに脅す」二重の手口です
警察庁は、データを盗んだうえで「払わなければ公開する」と迫る二重恐喝が多いと報告しています。バックアップで元に戻せても、盗まれた情報の脅しは消えません。
入口の8割以上は「社外から入る裏口」です
VPN(家や出先から社内に入るための専用通路)やリモートデスクトップ(遠くからパソコンを操作する仕組み)が狙われます。原因は簡単なパスワード、放置された不要なアカウント、更新されていない機器でした。怪しいメールより、裏口の鍵の甘さが主な入口です。
狙われるのは大企業だけではありません
警察庁の集計では、2025年上半期の被害116件のうち77件(約3分の2)が中小企業で、件数・割合とも過去最多でした。被害組織の59%が調査・復旧に1,000万円以上かかっています。IPAの10大脅威でも、組織編で11年連続の選出・1位です。小さい会社ほど守りが手薄で、狙われやすい状況です。
攻撃する側は分業していて、休日を狙います
道具の開発者が実行役に道具を貸し、身代金の分け前を受け取る仕組み(RaaS=ランサムウェアのサービス化)があります。警察庁は、休業日の前に侵入して月曜朝までに暗号化したり、ログ(操作の記録)やバックアップを消したりする手口を報告しています。攻撃は「仕事」として組織的に行われています。
守り方は「裏口を締める」と「切り離した控え」です
入口は、機器の更新・強いパスワード・使っていないアカウントの削除・二段階認証で締めます。控え(バックアップ)はネットから切り離した場所に置くのが要点で、警察庁もオフラインでの保管を求めています。
身代金を払っても、鍵が届く保証も、盗まれたデータが消される保証もありません。払えば次の攻撃の資金にもなります。被害に遭ったら、まずネットから切り離し、警察に相談してください。
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